業務内容

上水道施設(電気・機械設備)設計

上水道施設とは、各家庭で使われている水道水を作って、各家庭までとどける施設です。  
上水道施設の主なものとしては、取水場、浄水場、配水場、配水池があります。特に浄水場には、多くの機械・電気設備があります。
機械設備としては、導水ポンプ設備、薬品注入設備、薬品沈殿池設備、ろ過設備、送水ポンプ設備、濃縮設備、排水処理設備などです。
電気設備としては、特高受変電設備受変電設備、 コントロールセンター、計装設備、自家発電設備監視制御設備などです。
これらの設備について、計画立案、容量計算、仕様書作成、図面作成、工事設計、数量計算などの設計業務を行っています。

下水道施設(電気・機械設備)設計

下水道施設とは、生活排水や工場排水を下水処理場まで送って、きれいにした後、川に放流する施設です。雨水排水施設も下水道施設の一種です。  
下水道施設の主なものとしては、マンホールポンプ場、中継ポンプ場、下水処理場、排水機場などです。
下水道施設の機械設備としては、汚水ポンプ設備、雨水ポンプ設備、水処理設備、送風機設備、消毒設備、汚泥濃縮設備、汚泥脱水設備、焼却設備などです。
電気設備については、上水道施設とほぼ同じ設備で構成されています。
これらの設備について、計画立案、容量計算、仕様書作成、図面作成、工事設計、数量計算などの設計業務を行っています。

多重無線設備設計

多重無線設備とは、主に、国、都道府県が独自の通信インフラ幹線として、事務所間に整備するものです。
電気通信事業者の通信回線は、災害が発生すると、使用する人が多くなるため、通信容量がオーバーしないように通信制限をします。
多重無線設備は、このように一般の通信が使用できない災害発生時においても、事務所間の通信を確保する目的で設置されます。
多重無線は、使用する距離や通信容量に応じて6.5GHz帯、7.5GHz帯、12GHz帯、18GHz帯の周波数を使用します。
付帯設備として、パラボラアンテナ、導波管、鉄塔、ネットワーク監視装置、無停電電源装置、非常用発電装置などがあります。
これら設備について、計画立案、電波伝搬調査(ミラーテスト)、回線設計、容量計算、仕様書作成、図面作成、工事設計、数量計算などの設計業務を行っています。

移動無線設備設計

移動無線設備とは、主に、国、都道府県、市町村、消防が独自の移動無線設備として整備するものです。
携帯電話回線は、災害が発生すると、使用する人が多くなるため、通信容量がオーバーしないように通信制限をします。
移動無線設備は、このように一般の通信が使用できない災害発生時においても、現場からの情報収集を行う目的で設置されます。
移動無線は、用途により150MHz帯、260MHz帯、400MHz帯の周波数を使用します。
付帯設備として、アンテナ、給電線、鉄塔、ネットワーク監視装置、無停電電源装置、非常用発電装置などがあります。
これら設備について、計画立案、電波伝搬シミュレーション、電波伝搬調査(エリア調査)、容量計算、仕様書作成、図面作成、工事設計、数量計算などの設計業務を行っています。

同報無線設備設計

同報無線設備は、主に、市町村が住民向けに防災情報の伝達を行う設備です。
J-ALERT(全国瞬時警報システム)で受信した国民保護情報や防災情報を同報無線を使用して住民に広報するものです。
防災情報伝達の他に行政連絡や定時放送などでも使用します。
同報無線は、専用周波数として60MHz帯を使用するものの他に、コミュニティ放送や、携帯電話波、地域振興波、簡易無線、V-LOW、ポケベル波など 各種無線方式を組み合わせて行う場合もあります。
同報無線設備を構成するものとしては、親卓設備、中継設備、屋外拡声子局設備、直流電源設備、非常用発電設備、鋼管柱、 中継局局舎などがあり、これら設備について、計画立案、電波伝搬シミュレーション、電波伝搬調査、回線設計、容量計算、仕様書作成、図面作成、 工事設計、数量計算などの設計業務を行っています。

特高受変電設備設計

大規模な浄水場、下水処理場、ポンプ場の場合、特高受変電設備が必要になります。
GIS方式、C-GIS方式の選定、変圧器形式の選定、変圧器容量計算、短絡容量計算などを実施します。

高圧受変電設備設計

電力会社から電力を引き込んで、施設内に配電する設備です。
方式の選定、遮断器形式の選定、変圧器形式の選定、変圧器容量計算、短絡容量計算などを実施します。

自家発電設備設計

電力会社が停電時に発電する設備です。上下水道施設、通信施設は電力会社が停電していても機能を発揮する必要があるため、 自家発電設備が必要になります。
自家発電対象負荷せの選定、原動機機種の選定、騒音計算、燃料タンク容量計算、発電機容量計算などを実施します。

監視制御設備(コンピュータ利用システム)設計

浄水場、下水処理場の中央管理室にて稼働状況や運転制御を行うための設備です。
監視制御設備の他にコンピュータを利用する設備として、河川情報システム、防災情報システム、消防指令システムなどの設計をしています。

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